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オープン告知チラシ制作

新人デザイナーの茉林です。今回もセンス向上の為に新たにデザイン制作の練習をしようと考えました。そして今回行なったのはオープン告知チラシの制作です。チラシの制作は何度か行なったことはありますが、改めてチラシ制作に必要なことを整理しながら作業をしました。

 

お客様の要望を汲み取り・理解する

 

いきなりデザインに取り掛かる前に、まずご依頼のあったお客様がどういったチラシにしたいのかを知る必要があります。今回は先輩社員にお題をもらい、ご依頼内容を下記のものに設定しました。

 

ターゲット:女子大生

 

入れたい内容:「心地いい空間。オシャレな私。充実したひととき。」

フレンチ料理を学んだ店主が、日本好みにアレンジして出すランチは贅沢で格別。

こだわりのドリップコーヒーが、学生の日々の疲れを癒やします。

 

地図:近隣の駅からのアクセスが分かればOK。見た目重視で、細かくいろいろ入れなくても大丈夫です。スタイリッシュな地図希望です。

 

イメージ:本物志向と言うより、女子大生が「あっここいい感じじゃん」となるようなチラシにしたいです。店内も、インスタにアップしてもらえるようなオシャレ空間を目指しています。

女子が好きそうな感じが良いけど、レースやピンクでガーリーにするのではなく、スタイリッシュな感じ希望です。

 

カラー:黒、白、ターコイズブルー。まだ未確定のため、提案あれば色は変更可能。

 

イメージを固める作業

 

ご要望に合ったデザインをWeb上や本等から探しました。

ただ闇雲に探すのではなく、「このチラシのここの部分が良い」と見つけながら探す事が重要です。ターゲットは女子大生でスタイリッシュなチラシにしたいという事なので「流行に合っている都内のハイセンスな飲食店」のチラシを中心に探していきました。

 

レイアウトを考える

 

次に自分のノートにラフを書いていきました。今回は3案ラフを書いてみました。(下の図は実際にノートに書いたラフをイメージしたものです。)

情報の優先順位や関係性の整理・読み手の視線の流れ・文字の大きさのバランス・空間等を考えながらレイアウトを考えることが大切です。

 

 

デザインスタート

 

レイアウトが決まったので、ここからデザインを考えていきます。

 

タイトル

 

オープン告知のチラシなので、見る人が一目で「カフェがオープンするんだ」ということが分からなくてはいけません。なので「GRAND opening」を下の画像のように大きく配置しました。

 

「GRAND」をかすれたスタンプ風のデザインに、その上に「opening」をターコイズブルーカラーの筆記体で斜めに配置することで、「カフェの前に置いてあるスタンド看板に書かれた文字」を表現することができました。

「GRAND Opening」の下には珈琲を飲んでいる女性の写真を大きく配置し、文字が読める様に黒白加工をしてスタイリッシュさを出しました。

 

 

チラシに入れたい情報として、「心地いい空間。オシャレな私。充実したひととき。」が入っています。このお店の特徴をとらえたキャッチコピーです。このキャッチコピーを写真に写っている女性が柔らかな口調で話している表現にしようと思い、おしゃれで柔らかなフォントをチョイスしました。

 

フォント一つでチラシの印象はがらりと変わります。チラシに合ったフォント選びも大切なデザインの一つです。

 

地図

 

地図は「見た目重視でスタイリッシュに」という要望を頂いています。左下の図はGoogle地図から切り抜いた地図で、色が多く使ってあり、細い道や目印になりそうな店舗の表記がされているため、地図としてはとても分かりやすく見やすいと思います。

しかしこのチラシは「女子大生がターゲットのスタイリッシュなデザイン」を目指しています。そのため色を多く使用したり、細い道がたくさん描かれている地図は浮いてしまうと思いました。

 

ですので省略できそうな部分は省略し、黒色の直線で道を描くことでスタイリッシュさを表現して、右下の地図が出来上がりました。

 

 

 

 

本文や住所、電話番号等の必要な情報を入れ、細かな調整やひと工夫を加えていきました。統一感を損なわないデザインにすることで読み手に「この店いい感じじゃん!」と思わせることができると思います。

 

完成!

 

そして完成したオープン告知チラシがこちらになります。

 

 

まとめ

 

改めてチラシを制作してみて、効果的なチラシ制作にはまず「どうすればお客様の期待に応えられるデザインができるのか」、「チラシを見た読み手がこのお店に行ってみようと思わせるにはどうしたら良いのか」を読み取き、考えることが一番重要だと感じました。

それを表現するための手段を多く身につけるために、今後も「インプット」と「アウトプット」を継続していきたいです。

完成したチラシを先輩に見てもらったら、アドバイスをいくつかもらえました。そのアドバイスを得て修正したチラシを次は紹介したいと考えています。

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