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こんにちは!進行管理の田口です!
今回のエンジニア勉強会は、
何気なく言葉を使っているけど、本当に理解している?
どんな役割をしているか知っている?
など、基礎知識を改めて見直す回でした。
まずは、基礎知識!
ウェブサイトを「家」に例えると、
これから説明するサーバ、ドメイン、IPアドレスが理解しやすくなるかと思います。
サーバー・ドメイン・IPアドレスとは?
サーバーとは、人の生活の中にあるものに例えると「土地」です。
家を建てるには、まず土地が必要ですよね。
ですので、ウェブサイトを作るときには必ずサーバーが必要です。
サーバーについての記事をまだみられていない方は、よければ見てください!
ドメインとは、人の生活の中にあるものに例えると「住所」です。
例)linkstory.co.jp (ドメイン)→ 岐阜県瑞穂市稲里523-4(住所)
IPアドレスとは、人の生活の中にあるものに例えると「経緯度」です。
例)172.67.155.224(IPアドレス)→ 35.386215, 136.685516(経緯度)
つまり、ドメイン = IPアドレス ですが、
ドメインは人向け、IPアドレスはコンピューター向け、となっています。
例えば、「Aさんの家ってどこだっけ?」と友人に聞いたとします。
「Aさんの家なら、35.386215, 136.685516 だよ。」と言われたら困りませんか?
住所の方がもちろん分かりやすいですよね。
人が分かりやすいように、IPアドレス(経緯度)をドメイン(住所)へと変換してくれているのが、DNSです。
DNS(ディーエヌエス:Domain Name System)とは
DNSとは、先ほども述べたように、IPアドレスとドメインを紐付けをし、人が認識できるようにしています。
ドメインの設定をする際には、必ずDNSの設定をしましょう。
HPが見れない、メールが届かない、などといった不具合が起きた際には、DNSの設定に問題がある可能性が高いです。
では実際に、DNS設定は何をするのか?が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ドメインネームについて
ドメインとは「住所」だと説明しましたが、実際に私たちが見かける「example.co.jp」や、メールアドレスの「@の後ろ 」をドメインネームと言います。
ドメインネームは、「.」で区切られた4構造から成り立ち、右からトップ、セカンド、サード、フォースと分けられます。
トップレベルドメイン(TLD)
トップレベルドメイン(TLD)には、gTDL(一般トップレベルドメイン)・sTDL(スポンサー付きトップレベルドメイン)・ccTDL(国別コードトップレベルドメイン)の3種類があります。
gTDLは、制限なく世界中で取得することができます。
【.com】【.org】【.net】など、利用できるドメインは下記URLより確認ができます。
http://www.iana.org/domains/root/db
sTDLは、特定の業種や事業にだけ取得可能なものです。
航空会社【.aero】、美術館・博物館【.museum】、旅行会社【.travel】など。
ccTDLとは、国や地域を表します。
日本なら【.jp】、アメリカなら【.us】です。
サイトを検索されたときに、その国の中でヒットしやすくなります。
もし、アメリカで有名になりたい!と思うなら、アメリカのトップレベルドメインをとることが有効です。
セカンドレベルドメイン(2LD)
セカンドレベルドメイン(2LD)とは、ドメイン名を「.」で区切ったときに、右から2番目の部分です。
ちなみに、ccTDLでドメイン取得する場合、属する組織によって2LDが違います。
例えば、【co.jp】は営利組織しか取得できません。
非営利組織や監査法人、弁護士法人、司法書士法人など士業に関する法人は【or.jp】を取得することになります。
サードレベルドメイン(3LD)
サードレベルドメイン(3LD)とは、ドメイン購入時に自分で決めることができる部分です。
ドメインは上記の通り、「住所」のようなものです。
ですので、誰もが自分の好きなように決められるものではありません。
世界に1つだけのドメインになるので、誰にも使われていなければ購入できます。
ちなみに、日本語で取得することも可能です。ただ、文字化けなどを起こす可能性もあるので、推奨はされていません。
フォースレベルドメイン(4LD)
フォースレベルドメイン(4LD)とは、サブドメインとも言われています。
ドメイン所有者が任意で自由に決めることができるドメインです。
ドメインを取得する
では、実際にドメインを取得するにはどうしたら良いのか?
注意点も交えながら解説していきます。
ドメインを取得するには、ドメインやIPアドレス、末尾のトップレベルドメインを管理している会社に認定を受けている会社から ドメインの権利を買うことで取得できます。
この権利は、「○年契約」として購入するので、更新が必要になります。
ドメインを取得する場合には、DNSもセットで設定する必要があるため、セットで提供されている会社からドメインを購入しましょう。
・お名前.com:https://www.onamae.com/
・ムームードメイン:https://muumuu-domain.com/
更新が必要
先ほども言った通り、ドメインは◯年契約で、サブスクのように定期更新が必要です。
もし更新しなかった場合、ドメインの権利がなくなり、利用していたドメインを誰かに購入されてしまう可能性があります。
また、サイトのSEO(信頼性)がなくなってしまい、検索された際に上位に上がってこなくなるので要注意です。
ただし、更新を忘れてしまった場合でも、猶予期間内(ドメインの種類によりますが大体20〜40日間)であれば更新し継続利用ができるので問題ありません。
契約会社に速やかに確認しましょう。
1組織1ドメイン名
原則、【co.jp】のドメインを取得できるのは1組織につき1つのみです。
ドメインを取得する際に、登記簿謄本などを提出しなければいけません。
子会社を作るなどすれば取得可能ですが、同じ会社内で違う事業部のドメインが欲しいと思っても取得できないので要注意です!!
ですが、
自社で既にホームページがあるけど、別のホームページや広告用のランディングページ(LP)を作って運用したい!
ということもあるのではないでしょうか。
そんな場合でも大丈夫です!
サブドメイン(ドメインネーム:4LD)「○○.example.co.jp」や、
サブディレクトリ「example.co.jp/○○」で運用できます!
この2つの違いや、どちらを選べば良いのかを知りたい方は、こちらの記事をぜひご覧ください。
何気なく使っている言葉も、
いざ説明するとなるとなかなか難しいですね。
本記事で、少しでも理解のアシストができれば嬉しいです!