キャラクターと聞くと、「かわいい」「ゆるい」「癒される」という言葉を連想することが多いと思います。しかし、ビジネスとして見ると、その言葉とは裏腹に2兆円を超えるモンスター級の市場規模となっています。
この数字からも、やはり日本はキャラクター大国であるとも言えます。
スーパーマリオやポケモン、アンパンマンやドラえもんのように、サブカルチャーから生まれるキャラクター。
くまモンやふなっしーなどのゆるキャラ、ハローキティまたは初音ミクなどのように、様々なキャラクターが子どもから大人まで世界中で魅了しています。
当然、ゲームやマンガの世界だけでなく、ビジネスでの需要も高くなっています。
企業、商品、サービスなどをブランディングをする際、キャラクターは圧倒的な力を発揮するためです。
コーポレートやサービスにおいて、キャラクターは実は重要なポジション。
会社を設立するときや、新商品を企画するときは大抵ロゴを制作します。
ロゴはCIを計画する際に、中心的な役割を担います。
CI(コーポレートアイデンティティ)とは「企業の理念や特性を統一したデザインやイメージで構築し、それを社会と共有することで自社の価値を高めていく企業戦略」のことですが、実はキャラクターという存在もまた、ロゴに勝るとも劣らない重要なポジションに位置するのです。
例えば、「親しみやすい商品にしたい」という理由で動物のキャラクターを制作するとします。
きっかけはそれでいいのですが、重要なものだからこそ、じゃあ何の動物がいいのか、そもそもなぜ動物なのかをしっかりと考え、それが会社、サービスにどう関わってくるのか熟考する必要があります。
サービスにイラストをプラスすればキャラクターになる、というわけではありません。
何となく親しみを…くらいの曖昧なものならば、キャラクターデザインではなくイラスト制作の扱いにした方が良い場合もあります。
キャラクターの役割をはっきりさせる
キャラクターのコンセプトや世界観、ルールを徹底的に一貫させることも大切です。
消費者が感情移入できるキャラクターを生み出せれば、その段階では成功と言えます。
しかし、そのキャラクターの行動にブレが生じれば、消費者は敏感に察知して離れていきます。
例えば、子どもたちを対象にしていたキャラクターが、CMでビールを飲んだり、タバコを吸ったりしていては、社会的に反応は良いものではないでしょう。
極端な例ではありますが、目先の利益にキャラクターの動向が揺らいだりしないよう、役割をはっきりさせ、消費者により受け入れやすくすることも大切です。
キャラクターは我が子
先ほど、会社やサービスにおけるキャラクターの重要性に触れましたが、結局単純に言ってしまえば、愛し愛されるキャラクターを生み出せるかどうかです。
人の心理は不思議なもので、今まで気にもしなかったのに、好きなキャラクターが宣伝しているだけで購買意欲が高まります。お母さんお父さんが、我が子のためなら出費を惜しまないという心理に似ているかもしれません。親が我が子の成長に一喜一憂するのは、愛しているからです。
私たちワンセカンドはキャラクターデザインをするだけではなく、キャラクターに命を吹き込みます。
商品サービスにどのような特性があり、キャラクターはどう関わっていくべきか。
そしてどう成長させ、どうやったら羽ばたいてくれるか。
成長を見届けたいと思えるキャラクターを生む。
ワンセカンドが、多くの人に愛されるキャラクターを生みだすサポートをします。